鐘楼の向こうに塔が見える。730年に建立された東塔だ。国宝に指定されている。この歴史ある寺院に残る建築のうち、奈良時代に建立されたままの姿で残る唯一のもののようだ。これを建築した技術者たちは、1000年以上もの後世の人たちに自らの技術を誇示することを意識して、これを作っていたのだろうか。
僕には、1000年後の世界がどうなっているかなんて、想像もできない。宗教施設だからこそ、永遠であることを意識できたのかもしれない。僕はその塔に包まれている時間に圧倒された。塔の前に立っている女性も、見上げたまま動かない。僕と同じように圧倒されているようようだ。
2005年5月 建築 奈良 | |
奈良市 仏塔 寺院 世界遺産 |
No
75
撮影年月
2005年4月
投稿日
2005年05月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
奈良市 / 奈良
ジャンル
建築写真
カメラ
CANON EOS 1V