歩いていた大きな通りは、幅が広いだけで交通量は多くはなかった。道端に一台のソンテウが駐められている。トラックを改造したような乗り合いバスだ。荷台だったところには向かい合って席が設けられている。そもそも「ソンテウ」とはタイ語で2列を意味するらしい。メークロンでもバンコクと同じようにソンテウ用のターミナルというものは存在しないようだ。プラットホームも無ければ、掲示板もない。よそ者にとっては、このソンテウがどこに向かうものなのかを知るのも難しい。運営会社はよそ者が乗ることなんて想定していないのだろう。もっとも、タイの人は親切だから聞けば教えてくれるのだろうけれど。
このソンテウの座席はあらかた埋まっていた。もう少ししたら出発するのだろう。乗客たちは中に乗り込んで喋りでもしながら出発するのを待っている。見たところ、なかなか出発しないでイライラしている人はいない。みな、のんびり待っている。出発するのが遅れても、気分を悪くする人はいないかもしれない。まあ、ソンテウに時刻表というものがあればの話だれど。
2018年7月 人びと タイ | |
バス メークロン 乗客 |
No
10635
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年07月05日
更新日
2024年02月08日
撮影場所
メークロン / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA