自転車タクシーに乗って少し走るとダラの市場にやって来た。ここ数年は訪れた町という町で地元向けの市場を訪れているような気がする。まあいいか。ローカルな市場は地元の活気を手軽に感じるのに格好の場所なのだ。
自転車タクシーを降りて、市場へ入っていく。屋根で覆われた市場の中にライトはなく薄暗い。勝手もわからないままウロウロしているうちに、屋根がなくなり開けた場所へ出たのだった。幾つもの籠が通路沿い並べられていて、どの籠にも卵が山積みになっていた。ここは生卵売り場だった。
ここには冷凍設備なんてものはない。温暖なミャンマーで冷房設備もないまま売られている生卵は痛むのも早いに違いない。そう考えるとここに陳列されている生卵も、すぐに売り切ってしまうと思われる。地元の人たちは結構な量の卵を日々消費しているようだ。
殻の色で分けられた卵が山盛りになったテーブルの脇に店主である女性が立っていた。僕のカメラに気がつくと微笑んでくれた。よく見ると女性のシャツには卵のような丸い物体がびっしりとプリントされている。女性が自分の商品を意識して、そのような柄のシャツを着ているのかどうかは分からないけれど、卵を販売する人の服装として相応しいように見えた。
2018年12月 ミャンマー 人びと | |
ダラ 卵 市場 笑顔 サングラス 女性 |
No
10846
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年12月29日
更新日
2024年01月23日
撮影場所
ダラ / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA