女性がお店の中の椅子でふんぞり返っていた
線路の上で開かれている市場には長閑な空気が充満していた。もっとも、このような空気が充満しているのは、この市場に限ったことではないかもしれないけれど。東南アジアの市場は得てしてこのような雰囲気であることが多いような気がする。人びとはのんびりと働いているのだ。土地が肥沃だから、昔から人びとはあくせく働く必要が無いのだろう。農耕民族は勤勉だなんていうのは全くの嘘だ。この辺は日本と異なると思う。下手をしたら、勤勉であるということが美徳ではないかもしれない。そんな市場の中で通りかかったお店もやはり気怠い雰囲気に包まれていた。
女性が椅子の上でふんぞり返っていた。横では扇風機がブンブンと回っている。店主である女性はまるで自分の家で寛いでいるかのような雰囲気だ。写真を見ただけでは、女性がリビングで寛いでいるのか、お店で働いている最中なのかは判断することは難しい。弛緩しきった女性にカメラを向けると、女性は体を動かしことなく、微かに微笑んでくれた。
| 2018年7月 人びと タイ | |
| 扇風機・扇子 メークロン 笑顔 女性 |
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PHOTO DATA
No
10641
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年07月10日
更新日
2024年02月08日
撮影場所
メークロン線路市場 / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
