ワット・アルンの仏塔

ワット・アルンの仏塔
タイのバンコクにあるワット・アルンで撮影 オザワテツ

白くて巨大な仏塔が青空に下にそびえていた

タイ王室と関係の深いワット・アルンに建っている仏塔は巨大だった。そして、色と形も東南アジアでよく見かける仏塔とは異なっている。大抵の場合、釣り鐘のような形でぼってりととしていることが多いのだけれど、ここの仏塔は細身でそらに突き刺さるように伸びている。なんだか画鋲を上向きにおいたような感じだ。そして、黄金に彩られていることもなく、真っ白なのだ。青空の下で空高く伸びる白い仏塔は別格の雰囲気を放っている。

仏教において、白は仏歯の色で清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める清浄を表しているとされる。この仏塔の白さはその清浄を具現化しているのだろう。

だからといって、仏塔に近づきさえすれば煩悩を捨て去り清らかな心になるかといったら、そんなことはない。少なくとも僕はまったくならなかった。仏塔の周辺は大勢の観光客で賑わっていて、現世そのものだ。近づくだけで、煩悩を捨て去ることができるのなら、僧侶も出家して修行する必要がないだろう。

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ワット・アルンってどこ?

ワット・アルンの歴史

ワット・アルンことワット・アルンラーチャワラーラームの歴史は定かではない。現王朝であるチャクリー王朝の前の前のの王朝であるアユタヤ朝(1351年-1767年)の時代にフランスの軍人によって描かれたチャオプラヤー川流域の地図に描かれていることから、少なくともそれ以前に建てられていたことが分かっているけれど、創建の記録は見つかっていないのだ。

PHOTO DATA

No

11338

撮影年月

2019年9月

投稿日

2019年12月26日

撮影場所

バンコク / タイ

ジャンル

建築写真

カメラ

RICOH GR III

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