緑青色のドームを持つクイーンの塔の背後をバイクが走りすぎていった

横浜のクイーンの塔
横浜のクイーンの塔
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赤レンガで建てられた横浜開港記念館がジャックと呼ばれる一方で、緑青色のドームを持つ横浜税関本関庁舎はクイーンと呼ばれている。廷臣と女王様だ。では王様たるキングはどこにいるのかといえば、ふたりのすぐ近くにでんと構えている。神奈川県庁本庁舎がキングなのだ。

ジャックの塔こと横浜市開港記念会館とクイーンの塔こと横浜税関本関庁舎、キングの塔こと神奈川県庁本庁舎の3つを合わせて横浜三塔と呼び、横浜港のシンボルになっている。今でこそ周囲に背の高いビルが建って、存在感が薄れてしまっているものの、3つの塔が揃い踏みしたときにはさぞかし迫力があって海上からもよく見えたに違いない。トランプのカードになぞらえたのも入港する船の外国人船員だそうだ。

申し合わせたように近くに建っている横浜三塔からは少しだけ離れてしまうけれど、関内にはエースと呼ばれる建造物もある。もともとは横浜正金銀行本店として建てられた神奈川県立歴史博物館がそれだ。この建物を含めて横浜四塔とする人もいるらしいが、ほとんどの場合、エースの塔は仲間はずれにされ横浜三塔とされてしまう。4よりも3のほうが座りがいいから仕方がない。

面白いのは3という数字が、世界のいろいろなところで座りのいい数字とされていること。日本では「三大○○」とか「御三家」という表現が見られるし、キリスト教世界では三賢人とか三位一体という言葉があるし、ヒンドゥー教では創造神ブラフマン、破壊神シーヴァ、保持神ヴィシュヌをあわせて三主神と呼ぶ。4という数字よりも3の方がずっと人気があって、あえて4という数字を避けているのではないかと思ってしまうくらいだ。人間の祖先は4という数字に親でも殺されてしまったのかと勘繰ってしまう。

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2022年4月 建築 神奈川
バイク 横浜
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被写体別のカテゴリ

PHOTO DATA

No

12233

撮影年月

2022年2月

投稿日

2022年04月12日

撮影場所

横浜 / 神奈川

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS LOXIA 2/35

横浜税関(クイーンの塔)ってどこ?

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