20,000人を収容できる陸上競技場やバスケット・ゴールのある大階段北広場も印象深いけれど、駒沢にあるオリンピック公園で僕が一番気になるものはオリンピック記念塔だ。公園の中央にある広場の一角にそびえるこの塔の高さは50メートル。しかしながら周囲に高い建物がないために、実際よりも高く見える。公園のシンボルとして面目躍如だ。
一見すると、屋根のような突起が12層になっていて12階建ての建物のようにも見える。内部には電気・ガス・水道・通信の中枢となる設備が組み込まれているというけれど、どうなっているのだろう。お寺に建っている五重塔や三重塔と同じように、何層もあるように見せかけて、実際には分かれておらず単一の構造なのではないのだろうか。
駒沢オリンピック公園が広いのが幸いして、ちょっと低いところにある大階段北広場から大階段越しにオリンピック記念塔を見ると、空をホリゾントにして塔だけが浮き上がって見えた。大階段北広場で遊び回っている人の姿もついでに浮き上がっている。空の狭い東京ではなかなか出会えない空のホリゾントだった。
2021年7月 町角 東京 | |
雲 駒沢 公園 シルエット 空 塔 |
No
11977
撮影年月
2021年1月
投稿日
2021年07月24日
更新日
2023年08月19日
撮影場所
駒沢 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III