いつからだろうか。町中を走っている人が増えたのは。昔からランニングする人はいたけれど、今ほど多くなかったような気がする。
笹川スポーツ財団の調査によると、確かにここ20年でジョギング・ランニングをする人は増えている。年1回以上ジョギング・ランニングをする人の割合は1998年に6.9%だったのが、2018年には9.3%に増えているのだ。ここ20年で減少している野球人口とは対照的だ。ランニングやウォーキングには場所も道具もいらないし、手軽に行えるのがその一因なのだろう。と同時に余暇に使えるお金が少なくなっているのも一因ではないかと思ってしまう。
東京の駒沢にあるオリンピック公園にやってくると、陸橋の下に道が伸びているのが見えた。ここにはサイクリング・レーンとランニング・レーンとウォーキング・レーンが並んで設けられていて、見たところ真ん中がランニング用だ。ウォーキング用とサイクリング用のレーン上にあまり人が見当たらないのに対して、あランニング用のレーンは混んでいる。他のレーンが空いていていても、ほとんどの人が定められた場所を律儀に走っているのは日本的な光景だと思ってしまった。
2021年7月 人びと 東京 | |
駒沢 公園 走る |
No
11975
撮影年月
2021年1月
投稿日
2021年07月22日
更新日
2023年08月19日
撮影場所
駒沢 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III