大船観音寺は山の上に建てられている。そして山の頂上には大きな観音の胸像があるのだった。女性が観音像の真正面に立ってお祈りをしている。観音菩薩は現世利益をもたらしてくれるはずだ。もっとも、観音菩薩の化身とされるダライ・ラマ14世もなかなかチベットに現世利益をもたらせていないことを考えると、そう簡単に現世利益を手にすることできなさそうだけれど。いずれにしても、願っておいて損はない。女性がお参りを終えると、僕もいそいそとお参りをしたのだった。
観音像の顔は丸みを帯びていて、頭を覆うように天衣を羽織っている。とても女性的だ。観音菩薩の性別ははっきりとしていないらしい。一説には男性だとする説もあるけれど、インド土着の女神が仏教に取り入れられたという説が正しいとすると女神なのだろう。実際、中国では女性とされることが多いようだ。この胸像の作者も女性をイメージして造ったに違いない。
2017年11月 神奈川 人びと | |
仏像 大船 参拝客 |
No
10347
撮影年月
2017年8月
投稿日
2017年11月14日
更新日
2024年05月10日
撮影場所
大船 / 神奈川
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA