市場の一番奥にある通路までやって来た。両脇にお店が並んでいる。見たところ、ほとんどのお店が卸売のお店のようで、一般消費者はほとんど見当たらない。通りの様子を眺めていると、時折トラックがやって来て、荷を下ろして去っていく。一般消費者がいないこの区画は、荷を搬入してきたトラックがいない限りはとても穏やかな空気に包まれていた。もっとも僕が訪れたときは、もう昼過ぎで賑わっている時間は過ぎ去った後なのかもしれないけれど。
立ち並ぶお店のひとつの中に男が腰掛けているのが見えた。男は小さな木製の椅子に腰掛けながら、手にした包丁で何かを切っている。黙々と作業している男以外に店員の姿はなく、店内は静かだ。男のいる反対側の壁には天井まで一斗缶が山積みになっている。中が見えないので何が入っているのかは分からない。このお店も他のお店と同じように卸売のお店のようだけれど、何を扱っているお店なのかは分からなかった。
2018年5月 人びと タイ | |
バンコク 缶 包丁 市場 お店 |
No
10570
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年05月20日
更新日
2024年02月15日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA