道端にビニールの屋根が出ていて、下にワゴンが停められていた。屋台だ。瓶が数本と多くの缶詰がワゴンの上に見える。特に缶詰は壁を作るかのように高く積まれていた。置かれている缶詰には二種類あるようだ。ひとつは赤と白に塗り分けられている。傍目にはアンディ・ウォーホルが題材にしたキャンベルのスープ缶のように見える。でも、ここバンコクは年間平均気温が29度にもなる南国にある都市だ。どんなに美味しいとしても、人が汗だくになる道端で熱々のスープを飲みたいと思う人は少ないだろう。そう考えると、ここで売られているのはスープではないはずだ。
近づいてよく見てみると、この屋台が売っているのは冷たいミルクティーだった。キャンベルのスープ缶と紛らわしい配色の缶は、カーネーションという会社の缶入り牛乳で、山積みになっている缶の横に見える瓶はシロップだった。ここのミルクティーはかなり甘いもののようだ。ここだけでなく、南国で売られている飲み物には甘いものが多い。茹だるような暑さには甘いものが効くようだ。知らんけど。
2018年4月 町角 タイ | |
バンコク 缶 出店 ワゴン 車輪 |
No
10515
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年04月11日
更新日
2024年02月21日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA