東京で町の中をウロウロとしていると、外から見えるところに水槽が置いてることはそれほど珍しいことではない。熱帯魚や水草などを飼育・栽培するのを趣味にしている人が多いのだ。
ジャカルタで出会った帽子の男も、熱帯魚や水草などを飼育・栽培するのが趣味なのだろう。家の外に設置したアクアリウムの前にどっしりと腰を下ろしてのんびりしていた。興味が湧いたので近づいても、男は僕にアクアリウムの自慢をしてくるわけでもなく、何かを話しかけてくるわけでもなく、ニヤニヤしながらじっとしたままだった。自慢の水槽には何も説明は必要ないと思っているかのようだ。
アクアリウムの中を見てみると、何尾かの魚が泳いでいた。でも、趣味のアクアリウムにしてはかなりシンプルな水槽だ。海藻のようなものは何もなく、底にも何も置かれていない。ただただ魚が泳いでいるだけだった。あまりにもシンプルで、なんだか活魚を保存している生け簀のように見えてしまう。
ニヤニヤしていた男は、そんな僕の思いを見透かしていたのかも知れない。
2020年12月 インドネシア 人びと | |
水槽・水族館 髭 帽子 魚 男性 ニヤニヤ笑う |
No
11758
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年12月13日
更新日
2023年08月29日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF