人通りの多い場所で路上商売をする人が多いのは、ムンバイも同じだった。道路脇に並ぶ建物の中に店舗があるのはもちろんのこと、路上にもテーブルが出され、屋台がひしめいている。商店の軒先や歩道の隅々まで商売の場となり、都市の雑踏に活気を添えていた。
写真の花柄のシャツを着た男も、そのようにしてテーブルを出し、路上で商売をしていたひとりだ。カメラを向けると、彼はニヤッと笑みを浮かべ、陽気に応じてくれた。その笑顔はとても魅力的だった。しかし、彼が売っていた真っ赤な食べ物が何なのかはよくわからなかった。色合いからするとタンドリーチキンのようにも見えるが、タンドリーチキンは本来、石窯(タンドール)で焼かれるものだから、路上の屋台で売られているのは少し不自然に思える。いったい何だったのだろう。
2025年2月 インド 人びと | |
花柄 食べ物の屋台 男性 ムンバイ ニヤニヤ笑う |
No
12810
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年02月22日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF