アクアパーク品川のジェリーフィッシュランブルというエリアにやってくると、立ち並ぶ円柱の水槽に、その名の通りクラゲが浮かんでいる。ライトアップされた水槽の中でクラゲが伸縮している姿は幻想的。クラゲの体の色は半透明か透明が多く、ライトアップされるとその光を帯びる。水槽の中でフワフワしているクラゲは透き通るような白だったり、鮮やかな赤だったり、淡い水色だったり、とてもカラフルで、まるでジェリービーンズが浮かんでいるかのようだ。
海で半透明のクラゲがプカプカ浮いているのを見つけても綺麗だと思ったことはあまりない一方、水族館でライトアップされたクラゲは見ると美しいと思ってしまう。同じものなのに不思議な状況だ。本当はちょっと嫌なやつなのに、ブランディングとマーケティングの力によって、とても素晴らしいやつだと周囲に思わせている、そんな風にも思えてしまう。
素直に綺麗と思えない僕とは違って、子どもたちは純粋だ。すぐ近くにいた男の子は様々な色合いを帯びたクラゲが浮かんでいる水槽を目をキラキラさせながら楽しそうに眺めていた。
2021年9月 人びと 東京 | |
水槽・水族館 男の子 魚 品川 色鮮やか |
No
12038
撮影年月
2021年2月
投稿日
2021年09月23日
更新日
2023年08月17日
撮影場所
品川 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF