神門をくぐって回廊に囲まれた寒川神社の境内へと入っていった。社殿の前の広場は広々としている。神奈川県では鶴岡八幡宮に次いで初詣の参拝客が多いとされる寒川神社もなんでもない5月の週末は閑散としているようだ。参拝客の数に比べて境内は広く、ちょっと寂しくなるくらいだ。
社殿の前にやってくると、参拝客がお参りをしている。この神社のご利益は八方除けなのだという。「八方除け」とは聞き慣れない言葉だ。なんでも旅行や出張や転勤や引っ越しなどで向かう方向の不吉や災難を払うものらしい。公式ページにも「地相・家相・方位・日柄などに起因するすべての禍事・災難を取り除き家業繁栄・福徳円満をもたらす」と書いてある。これだけ読むと、じっとしていない限りは何らかのご利益がありそうだ。もっとも、ここ寒川神社に来るまでの方位から身を守るためにはどうしたらいいのか疑問が残るけれど。自宅から寒川神社の方向が悪い方位にあったらどうするのだろう。
お参りを終え、脇に立って参拝客の様子を眺めていた。参拝客の頭上には、関東では珍しい太い注連縄が掲げられていた。
2019年10月 神奈川 人びと | |
寒川神社 寒川町 注連縄 神社 参拝客 |
No
11235
撮影年月
2019年5月
投稿日
2019年10月14日
更新日
2020年09月02日
撮影場所
寒川神社 / 神奈川
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
EF85MM F1.2L II USM