緩やかな傾斜になっている靖国通りを登っていくと程なくして靖国神社の入り口へと辿り着く。九段下駅から靖国神社まではとても近い。参道の入り口に立つと、最初に目に飛び込んでくるのは25mの高さを誇る第一鳥居だ。
第一鳥居をくぐり抜けて参道を進んでいく。大村益次郎像を横目にさらに進んでいくと、今度は青銅製の鳥居が現れるのだった。第一鳥居よりは小さいけれど、この第二鳥居は第二鳥居でかなり大きい。
鳥居に脇に立ち止まって、鳥居の下を行き来する参拝客を眺めていた。鳥居は「目上の方のお宅を訪問するような気持ちで、一礼してからくぐるのが丁寧なくぐり方」と神社庁のHPでは書かれているけれど、訪れる人がみな丁寧にお辞儀しているとは限らない。僕だってそれほど丁寧にお辞儀をしていないと思う。
そうこうしていると、女性が鳥居の前にやって来て立ち止まった。そして、深々とお辞儀をしている。その所作には照れなどはなく、心地よく見える。僕も見習わねばならないとシャッターを切りながら思ったのだった。
No
11229
撮影年月
2019年4月
投稿日
2019年10月09日
撮影場所
靖国神社 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III