この寒川神社が創建されたのがいつなのかははっきりとしないようだ。でも、かなり歴史が古いことが確実で、927年にまとめられた延喜式に寒川神社の名前が載っているのだという。少なくとも1000年以上は遡るということだ。さらに縁起によれば、1600年前の雄略天皇の代には既に朝廷より幣帛の奉幣があったというから1600年くらいはあるらしい。もっとも、この辺りには縄文時代の古墳も沢山あって、聖地としての機能は先史時代まで遡る可能性があるらしい。
でも、幸か不幸か境内に建っている建造物は社殿も客殿も社務所もどれもこれも比較的新しく見える。境内を歩き回って建っているものを眺めるだけでは、神社の長い歴史を感じることは難しい。神奈川県や寒川町に重要文化財として指定されているのもあるようだけれど、像や面や神輿だけで建物で指定されているものはないのだ。
ウロウロとしていると、参道のひとつへとやって来た。メインの参道ではない細い参道だ。参道の先には南門が見える。そして、参拝客が続々と門をくぐって社殿に向かっているのが見えた。
No
11237
撮影年月
2019年5月
投稿日
2019年10月15日
撮影場所
寒川神社 / 神奈川
ジャンル
建築写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
EF85MM F1.2L II USM
モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。