江戸城本丸天守台のすぐ後ろに「北桔橋門」という門がある。天守閣という重要な建造物の近くにあるにしてはとても地味な門だ。ひょっとしたら、ここから攻撃されることを避けるために、意図的に小さくて地味な門にしたのかもしれない。
門は切り立った石垣の上に作られていて、門の外には名前の由来になった北桔橋(きたはねばし)という橋が架かっている。かつてはこの橋は跳ね橋だったのだという。もし跳ね橋が上げられたならば、ここから江戸城内に侵入するのは大変難儀であったに違いない。もっとも、江戸城であった時代も、皇居になってからも、ここが攻撃されたことはないけれど。明治維新の際にも、勝海舟のお陰で無血開城しているし。
2017年10月 町角 東京 | |
門 皇居 |
No
10311
撮影年月
2017年6月
投稿日
2017年10月13日
更新日
2024年06月07日
撮影場所
東御苑 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA