本来ならば、この石垣の上には江戸城の天守閣が建っているはずなのだけれど、今では何も建っていない。火災で焼失した後に、天守閣は再建されることは無かったのだ。もう長いこと、400年近い間、もうこの場所には何もないのだ。
その代わりなのだろうか。土台の端には一本の松がすくすくと伸びていた。角から周囲を睥睨するかのように枝を伸ばしている。石垣の上に生えているこの松はどのように養分を得ているのだろう。おそらくは、石垣に中に一所懸命に根を張って養分を摂っているに違いない。いずれにしても、この松は天守閣の代わりの役目を果たすには、まだまだ小さすぎるような気がした。
2017年10月 自然 東京 | |
皇居 松 木 |
No
10310
撮影年月
2017年6月
投稿日
2017年10月12日
更新日
2024年06月07日
撮影場所
東御苑 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA