渡船を降りた埠頭からバンコクに向かう列車が出るマハーチャイ駅まではちょっとある。僕は地図を頼りに駅に向かう道を進んでいく。道にはお店がびっしりと建ち並んでいた。鮮魚を売る店もあれば、乾物を売る店もある。ここは商店街になっていた。
商店街には漢字で書かれた看板もチラホラと見える。こんな田舎町にも華僑がいて、華僑の大好きな金を取り扱う金行があるのだった。
歩いているうちに、道端に置かれた屋台の前にやって来ていた。屋台の上に果物が山積みになっている。けれども肝心の店主の姿が見当たらない。果物だけが道路脇に放置されていた。その代わりに屋台の前にホンダのバイクが停まっていて、女性が腰掛けていた。
バイクの上の女性はキョロキョロと周囲をしきりに見回している。果物を買いたいのに、店主がいなくて探しているのだろう。女性の様子からすると、待てど暮らせど店主は戻ってこないようだ。
2020年3月 タイ 乗り物 | |
バック・ショット ヘルメット マハーチャイ バイク 裸足 商店街 ワゴン |
No
11458
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年03月25日
更新日
2023年09月08日
撮影場所
マハーチャイ / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III