自転車タクシーの運転手が愛車の上で脚を伸ばして座っていた

マハーチャイを歩いていると、雑誌販売店の前にやって来た。店の中は雑誌で埋め尽くされていて、軒下にも雑誌がぶら下がっている。様々な種類の雑誌がここでは売られている。

他の多くの国と同じように、タイの出版業界も右肩下がりなのだというけれど、このお店を見る限りではまだ色々な種類の雑誌が流通しているように見える。けれど、タイでもスマホは一般的で手持ち無沙汰の人はもちろんのこと、他にやることがあるだろうと思う人でもスマホの画面に見入っていたりする。そのような中、雑誌を読み耽るような人は少なくなっているのではないだろうか。写真のような雑誌販売店はそう遠くない将来になくなってしまうのかもしれない。

そう思いながら、雑誌から離れてみるとサムローと呼ばれる自転車タクシーが停まっていた。雑誌販売店にも客がいなかったけれど、この自転車タクシーに乗ろうと思う人もなかなか現れないようだ。運転手は暇そうだ。愛車の座席にどっしりと腰を下ろし、脚を伸ばして寛いでいた。

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