しばらくの間、大通り沿いを歩いていたので、気分を変えて脇道に逸れることにした。足を踏み入れた道は細く、住宅街を伸びていた。
ジャカルタは交通渋滞がひどいと言うけれど、それは構造上の問題であるような気がする。二車線や三車線のある大きな通りが町を走っている一方で、脇道に逸れるとすぐに自動車は通れないような細い路地になってしまうことが多い。この時、歩いていた道もそうだった。大通りからちょっと入っただけで、道幅は人がすれ違えるくらいの幅しかなくなり、自動車は、小さなバジャイであっても、通るれない。そのため、自動車はみな大通りばかりを走るのだろう。結果として大通りに渋滞が発生してしまうのだ。
もっとも、それには良い面もあって、自動車が大通りばかりを走っているがために住宅街の中の路地は静かでのんびりしている。人びとは路地で世間話をしていて、猫は路上で寝転んでいる。せいぜいバイクが時折通るだけの路地は人にとっても猫にとっても過ごしやすい場所に違いない。
2020年8月 動物 インドネシア | |
路地 猫 ジャカルタ リラックス 住宅街 |
No
11636
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年08月13日
更新日
2023年09月01日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF