ジャカルタにある住宅街を伸びる道を歩いていた。道路脇にバイクは駐められているものの、自動車のほとんど走っていない。見渡しても自転車タクシー・ベチャの姿も見当たらない。道の上を行き来しているのは、普段着の地元の人だけだった。道の両脇には家々が並んでいて、ところどころに地元の人向けのお店があった。雑多なものが並べられた雑貨屋の店先の向こうに家が並んでいるのを見ると、昔の日本もこうだったではないかと思ってしまう。観たことないけど、「三丁目の夕日」に出てきても何の違和感もないような気がする。
雑貨屋の前を通りかかると、中から男の子が出てきて道を急いでいた。道の先にはその男の子のお姉さんと思しき女の子が立っていた。何を買うのか悩んでいた男の子にしびれを切らした女の子はお店の外で待っていたのだろう。アメを舐めながら待っている女の子は怒っているようにも見えた。この姉弟に限って言えば、男の子の方が女の子よりもずっと優柔不断で物事を決められない質のようだ。
2020年7月 町角 インドネシア | |
雑貨屋 ジャカルタ こども 歩行者 住宅街 |
No
11589
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年07月03日
更新日
2023年09月03日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF