住宅街の道を歩いていた。そこそこ幅の広い道だったけれど、どこかに抜けられる訳でもなく、自動車の行き来はほとんどない。地元の人びとが思い思いの方法で路上で時を過ごしていた。地元の人たちの憩いの場になっていたのだ。子どもたちがあちらこちらで遊び回っていて、大人たちもあちらこちらで世間話に花を咲かせている。地元の雰囲気を味わいながら、僕はのんびり過ごしている人びとを横目に奥に向かって進んでいった。
そうこうしていると、道端に白いプラスチック製の椅子が置かれていた。お母さんが椅子の上で胡坐をかいていて、通りの奥の方をぼんやりと眺めている。脇には幼い女の子が寄り添っていた。お母さんに凭れかかった女の子は、お母さんを見るでもなく、どこか上に視線を向けている。何を見ているのかはわからないけれど楽しそうだ。この親子連れも、他の人びとと同じように長閑な日常にしっかり浸かっていた。
2019年7月 ミャンマー 人びと | |
椅子 犬 親子 住宅街 通り ヤンゴン |
No
11102
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月18日
更新日
2023年11月25日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA