シュエモードー・パゴダを後にして、ミヤタリャウン・パヤーという寺院にやって来た。ここは巨大な涅槃仏で有名な寺院だ。敷地に近づくやいなや、すぐさま巨大な涅槃仏が目に入ってくる。涅槃仏は照りつける強い日差しの中で寝転がっている。仏像の上には屋根は一切ない。日光は容赦なく涅槃仏に降り注いでいる。
涅槃仏の目はちょっと開いていて、険しい顔つきをしている。何か難しいことを考えているようにも見えるし、照りつける太陽にうんざりしているようにも見えた。個人的には後者の方が人間臭くていいのだけれど。
太陽は何も仏像にだけ降り注いでいるわけではなく、周囲の地面にも降り注いでいる。既に地面は熱くなっていた。ミャンマーの寺院は裸足で入るのが原則だから、僕も裸足で歩いているのだけれど、足の裏が熱くて堪らない。熱さに耐えながらカメラを構えた。もちろん、涅槃仏はカメラを見てくれることはない。仏像の前に置かれた壺の中には火の消えた線香が何本も突き刺さっていた。
2019年8月 ミャンマー 静物 | |
バゴー 仏像 線香 寺院 |
No
11128
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月04日
更新日
2023年11月15日
撮影場所
バゴー / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA