台北には多くの寺院が建っている。町を散策していると、よく出くわすのだ。大勢の人が住むこの町には神様もまた大勢住んでいるようだ。住んでいる神様の多くは道教の神様で、日本と違って仏教寺院はあまりない。もっとも道教の寺院には仏教の神様も祀られていたりするので油断できないけれど。
写真の寺院も散策している途中に出くわしたひとつで、台北の中でも早くから開けた艋舺(万華)の貴陽街という通りに建つ艋舺青山宮という寺院だ。台湾の寺院によくあるように、この寺院も両横を普通の商店に挟まれて商店街の中にすまし顔で鎮座している。知らないと通り過ぎてしまいそうだ。
その寺院の装飾は日本人の感覚からすると飾り過ぎではないだろうかと思うくらい華美だ。黄色の大きな提灯がいくつも掲げられていて、壁には何かが書かれていて、柱には彫刻が彫られている。この寺院のご利益が何なのかは知らないけれど、このように派手な寺院をお参りすれば金運が付くような気がした。
2007年4月 建築 台湾 | |
装飾 ファサード 提灯 台北 寺院 |
No
854
撮影年月
2007年1月
投稿日
2007年04月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
建築写真
カメラ
CANON EOS 1V