台北にある孔子廟へとやって来た。現在の建造物は日本軍に破壊された後、1937年に再建されたものだという。儒教は日本でも馴染みのある宗教なのに、なんで日本軍はそのような暴挙に出たのだろう。まあ、半植民地活動の拠点にでもなっていたのかもしれない。
訪れた時、孔子廟の境内には誰もいなかった。人気のない寺院だ。台北市内にある道教や仏教の寺院には大勢の参拝客の姿が見られるのに、ここには人っ子一人いない。儒教は現世利益を約さないから、ここに来ても意味がないと思われていたら興味深い。
いすれにしても、閑散とした境内にいると、まるで僕だけ世界に取り残されたような気がした。もっとも、それが荘厳さの正体なのかもしれないけれど。
2012年4月 建築 台湾 | |
ファサード 台北 寺院 |
No
6360
撮影年月
2007年1月
投稿日
2012年04月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
建築写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL