タニン(ミャンマー)
8年前にもやって来た駅の細長いプラットホームは、前と同じように閑散としていた
鼻眼鏡の男の目の前にはコイルが置かれていた
ミョーマ市場(タニン)
袈裟をまとった老僧侶が市場の廊下で施しを受けていた
平日の昼過ぎに洋服を買ったり玩具を買ったりする人が多くないので、店員たちは暇そうだった
ミョーマ市場ではトラックから人力で荷下ろししていた
ミャンマーの粽には熟したバナナとココナッツが入っていて、日本で売られている粽とは一風変わっている
伝統的な日本の風習と同じように、ミャンマーでは床に布団を敷いて寝るようだ
ミャンマー料理は中華料理の影響を受けているから、蝦米がミャンマーで一般的でも不思議ではない
通行人の流れに竿を差すかのように通路の中央で親子は果物を食べていた
男は食料品を買うには大きすぎる籠を担いで歩いていた
僕の視線をヒシヒシと感じた女性は堪えきれなくなったのか、そのうち笑い出した
自分の愛しいお母さんが見知らぬ外国人のおっさんに朗らかに応じているのが男の子は気に食わないのかもしれない
一説によるとミャンマーの平均結婚年齢は21歳くらいなのだそうだ
僕のカメラをキッカケに働いている人の間に会話が生まれるとちょっと嬉しい
ミャンマーでも大きな財布を使っている女性は多い
僕の持っているカメラを見つけた女性が大袈裟に大笑いし始めた
周囲の人の反応を見た限り、女性は険しい顔つきとは裏腹に何か面白いことを発したようだ
好奇心を剥き出しにして僕に近寄ってきた男が、煙草をプカプカふかしながら僕のことをまじまじと眺めていた
男の子は脇にある生姜を触りながら僕のことを見ていた
紅白のUSBケーブルの売れ行きは芳しくないようだった
野菜売りの男の背後に大きな托鉢用の鉢を抱えた僧侶が通りかかった
日差しが強い赤道付近の人びとは暖色系の鮮やかな色を好む傾向にあるといわれる
栗は寒いところで採れるものだと思っていたのでミャンマーで売られていたのは意外だった
まるで規則で決まっているかのように市場で買い物する女性は似たようなカバンを携えていた
西洋風のワンピースなのだけれど、その配色は民族衣装の鮮やかな配色を受け継いでいる
8年間で時代は変わり、今ではスマホで自分の位置を確認しながら移動できるようになってしまった
ヤンゴン(ミャンマー)
ショッピングモールから商品が溢れていて、歩道にも商品が並べられていた
新聞を広げてゆっくりしている客のいる屋台は誰かの家の居間のようだ
ヤンゴンの町角には本の修理を仕事にしている人間がいる
チャウタン(ミャンマー)
市場にあった床屋の中でバリカンを手にした男が楽しそうに散髪していた
インドやバングラデシュと違って、ミャンマーでは髭を蓄えるのはあまり一般的ではない
町中で営業している貴金属商の数は政府の信頼性と反比例するような気がする
男はカミソリを手に漁網を修繕していた
手作業で作っている筈なのに、機械で巻いた煙草よりも手で巻いた葉巻の方が低価格なのは賃金が低いからだ
漁網がクシャクシャで苦笑いを浮かべているのか、カメラを向けられているから苦笑いを浮かべているのかは判断がつかなかった
チャウタンの中心部にある市場では大量の漁網が売られていた
インドやバングラデシュでも見かける携帯会社の看板がチャウタンにも掲げられていた
いくらスマホが生活を便利にしても、人びとは定期的に散髪しなければならない
雨は上がっていたけれど、まだ雨宿りを続けている人もいた
男は日本から輸入した中古トラックの荷台から荷を下ろそうとしていた
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