眼鏡をかけた床屋

散髪する眼鏡をかけた美容師
ミャンマーのヤンゴンで撮影 オザワテツ

眼鏡をかけた美容師がちょうど客の髪を散髪していた

ごちゃごちゃした路地を抜けると、ちょっと大きな通りへと出た。家々の間を走っていた路地と違って、この道路には幾つものお店が並んでいて、打って変わって町の活気があった。働いている人びとを眺めながら、僕はのんびりと歩いていた。そうこうしているうちに、僕は床屋の前へとやって来ていた。

お店の中に置かれている唯一の椅子には客が座っていて、脇には眼鏡をかけた床屋というのだろうか、美容師というのだろうか、いずれにしても店の主が立っている。ハサミを手にした男はちょうど椅子に腰掛けた客の髪を散髪しているところだった。日本と同じように、客の体には切った髪が直接つかないようにヘアーカットケープがかけられている。なぜだか分からないけれど、ケープには日本語が書かれていた。漢字とひらがなの形はミャンマーの人にとっては格好いいと見えるのだろうか。

美容師の男は真面目な顔で黙々と仕事を進めていて、僕の方には一瞥もくれない。客の男は男で、じっと目の前の鏡を見入っている。新しい髪型がどうなるのかワクワクしているようだ。このお店が近所で評判なお店なのかどうかは分からない。いずれにしても、散髪した髪が散乱している床を裸足で歩くのはちょっと嫌だ。美容師も客の男も揃って裸足なのだ。

EN
Trivial Moments by Tetsu Ozawa
写真集を販売中
TRIVIAL MOMENTSという写真集をAMAZON KINDLE STOREで絶賛販売中です

モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。

Amazon.co.jpで詳細を見る

ヤンゴンってどこ?

PHOTO DATA

No

11099

撮影年月

2018年9月

投稿日

2019年07月16日

撮影場所

ヤンゴン / ミャンマー

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA

アーカイブ