店頭に籠が山積みになっていて、女性たちがその籠に囲まれながら働いていた。どの籠もうずらの卵でいっぱいになっていた。女性たちは卵を選別しているようだ。次から次へと小さな卵を手にとって状態を確認している。これだけの量の卵があると、その全てを選別するには相当な時間がかかるに違いない。女性たちは黙々と作業を進めていた。僕がすぐ前に立ち止まったのにも気が付いていない。
ミャンマーを旅していると、うずらの卵を売っている人をよく見かける。ミャンマーの人は好んでうずらの卵を食べるのだ。茹でられた卵を買い求めた人たちは、道端やバスの中などで小腹が空いたときにつまんでいる。ここではおやつのような扱いだ。
日本でうずらの卵というと、中華丼や八宝菜に入っているというイメージくらいしかないけれど、ここでは老いも若きもみなちょっとしたスナックを口にするかのように食べている。ミャンマーでうずらの卵がこれほど人気である理由は分からない。ひょっとしたら、鶏よりもうずらの方が飼育が簡単でうずらの卵はかなり安価なのだろうか。
2019年8月 ミャンマー 人びと | |
バゴー 籠 卵 タナカ 女性 |
No
11140
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月11日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
バゴー / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA