バゴーの大通りに多くの自動車が走っていたものの、自家用車と思われる車両はあまり見かけない。ほとんどは乗客を乗せて走るバスのような乗用車か荷物を載せて走るトラックだ。ミャンマーの庶民にとって、まだ自家用車は高嶺の花なのだろう。
道路脇に立ち止まっていると、多く乗用車がやって来て停車し、乗客が乗り込むと再びどこかへ向かって去っていく。写真の車両もそのような忙しく乗客を運んでいた交通機関のひとつだった。この車両はバイクを改造したもので、後部に備え付けられた座席に乗客が乗り込めるようになっている。一見すると、オート三輪のようにも見えるけれど、車両の前方部分に見紛う事ないバイクのハンドルが付いていて、バイクの名残りであるタンクの上に若い男がまたがっていた。運転手の男はわずかな停車時間の間に僕に気が付いて、カメラに向かって笑ってくれた。
2019年8月 ミャンマー 人びと | |
バゴー 笑顔 ハンドル 青年 |
No
11134
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月08日
更新日
2023年11月14日
撮影場所
バゴー / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA