ウロウロ歩き回っていた場所に住宅が密集していた。ヤンゴン中央駅のすぐ近くという立地にもかかわらず、あちらを見てもこちらを見ても、どこにも都会的な雰囲気はない。のどかな住宅街が広がっていた。
隙間を縫うように伸びた細い路地を歩いていた。家々のほとんどは質素で小さかったけれど、中には大きな家屋が建っていたりする。ここの住人はおしなべて豊かには見えないけれど、中には貧富の差があるのだろう。僕が足を止めたのも、比較的大きな家の前だった。
その家は木造の2階建てで、2階の窓が大きく開いていた。女性が窓辺に立っていた。家の前には人の行き来があって、顔を窓から出した女性は上から往来を眺めていた。特に何かがあるわけでもない住宅街の中だ。女性が眺めている光景は日頃見慣れているものに違いない。それでも女性は指を顔に当てながら興味深そうに往来を眺め続けていた。
2019年7月 ミャンマー 人びと | |
チェック柄のシャツ 家屋 窓 女性 ヤンゴン |
No
11093
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月12日
更新日
2023年11月27日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA