ヤンゴン中央駅の近くにある住宅街を歩き回っていた。質素な家が密集している住宅街は、旅行先で僕が訪れたいと思っている場所にぴったりの場所だった。ビルが並んでいて、お店が軒を連ねる繁華街を歩くのも悪くないけれど、やはり地元の人たちが蠢いている住宅街を歩いた方が旅先の雰囲気にどっぷりと浸かっている気分になれて楽しい。よそ行きの整った姿を見るよりも、すっぴんを見ていた方が自分に合っている気がするのだ。
家々の間を走る狭い路地を歩いていると、写真の男の子と出会った。男の子は玄関先にひとりで立っていた。僕に気が付くと、男の子はおっかなびっくりという感じで僕を見詰め始める。家の前で見知らぬ外国人を見かけることなんてないだろう。ひょっとしたら、外国人だけでなく見知らぬ人自体を家の近くで見かけることが少ないかもしれない。男の子は僕がここで何をしているのか考えているようだ。それと同時にカメラに興味を示している。口を歪めながらも、じっと僕のカメラを見据えていた。
2019年7月 ミャンマー 人びと | |
男の子 硬い表情 タンクトップ ヤンゴン |
No
11097
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月14日
更新日
2023年11月26日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA