自分に子どもがいないので普段は気に留めていないのだけれど、神社にやって来ると世の中が七五三のシーズンだと気付かされる。散歩している最中に立ち寄る神社という神社で、着飾った子どもを連れた家族を目にすると、鈍感な僕でさえ否が応でも気付くのだ。
浦安でふらっとやってきた豊受神社でもそうだった。それほど広くはない境内に二組の家族が七五三詣に来ていて、それぞれが記念写真をパシャパシャと撮っていた。どちらの家族も社殿前の似たようなところで撮っていて、その様子からするとお互いが相手の家族写真に写り込んでしまっているような気がしてならない。時間が経って写真を見返したときに、家族でも親戚でもない人が家族写真に紛れ込んでいて、この人は誰だろうと悩むことになりそうだ。
カメラを構える人と、ポーズを取る人がちょっと入り乱れている社殿前を遠巻きに眺めていると、その状況を面白いと思うのは僕だけではないようで、ベンチに腰を下ろしていた親子もじっとその様子を興味深そうに眺めていた。
2022年1月 千葉 人びと | |
ベンチ 家族 親子 撮影 神社 浦安 |
No
12139
撮影年月
2021年11月
投稿日
2022年01月08日
更新日
2023年08月16日
撮影場所
浦安 / 千葉
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF