紅葉の季節がやってきた新宿御苑は大勢の来園者で賑わっていた。イギリス風景式庭園の芝生の上で多くの人が寝そべっている。気持ちよさそうだ。でも僕はここで寝そべるためにやって来たのではなかった。心地良さそうに寝転がっている人びとを尻目に、僕はどんどん新宿御苑の奥へ向かっていく。僕の目的地はプラタナスの並木だ。紅葉の時期になると、新宿御苑のプラタナス並木は大きな葉っぱが木々にも地面にも散乱していて面白い。
大きな葉っぱがあちらこちらに散乱しているさまを面白いと思う人は多いようで、プラタナスの並木にやってくると既に大勢の先客がいた。子ども連れも多く、親子で落ちている葉っぱを使って遊んでいる人もいる。けれど、ほとんどの人は並木道をゆったり歩くかベンチに腰掛けてのんびりしている。都会の喧騒から離れたプラタナスの下で読書に耽るのも良し、ゆったり散策しながらプラタナスの写真を撮るのも良しだ。思い思いに時間を過ごせるプラタナスの並木は僕のお気に入りの場所のひとつだ。
2021年6月 人びと 東京 | |
並木道 葉 内藤町 読書 新宿 新宿御苑 撮影 |
No
11943
撮影年月
2020年11月
投稿日
2021年06月20日
更新日
2023年08月22日
撮影場所
内藤町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85