長閑な雰囲気に包まれた御苑を後にして、拝殿のある方へとやって来た。ここは打って変わって大勢の参拝客で賑わっている。人びとは立派な門をくぐり抜けると、吸い寄せられるかのように拝殿へと向かっていく。もちろん、日本人の姿もあるけれど外国からの観光客の姿も多い。
中でも近年特に目立つようになってきたのはアジア諸国からの旅行者の姿だ。神社は日本でしか見られない。かつては、日本の領土だった場所にはあちらこちらに神社が建立されたけれども、今ではどれも破壊されてしまったりして現存しているものはほとんどない。例えば、台北にある圓山大飯店という高級ホテルの敷地は日本統治時代には台湾神宮だった場所だ。神道は日本以外では根付かなかった結果、
今では日本以外では神社を目にする機会がないから外国人旅行者には異国情緒溢れた場所に映るのだろう。烏帽子を被った神職が歩いていたりしたら、それはもう異文化そのものに違いない。写真の女性も感銘を受けているようだ。二台のカメラを携えた女性はひっきりなしにシャッターを切っていた。
2018年9月 人びと 東京 | |
カメラ 原宿 明治神宮 撮影 神社 |
No
10747
撮影年月
2018年3月
投稿日
2018年09月29日
更新日
2024年01月29日
撮影場所
原宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
EF135MM F2L USM