LGBTのレインボーフラッグの色にそれぞれ意味があるように、仏教を表す仏旗の色にもやはり意味が込められている。それも仏陀が定めたわけでもなく、どこかの高僧が決めたわけでもなく、国際会議で定められたというから面白い。1950年にスリランカで開催された第1回世界仏教徒会議で、正式な「国際仏旗」が採用されて、日本では1954年の第2回日本仏教徒会議で採択されて今に至っている。
国際仏旗は青、黄、赤、白、橙の5色とその5色を順番に並べた輝きの色という6色で構成されている。青は仏陀の頭髪の色を、黄は仏陀の身体の色を、赤は仏陀の血液の色を、白は仏陀の歯の色を、橙は仏陀の袈裟の色をそれぞれ表していて、輝きの色とは釈迦の入涅槃の時に放たれた光明なのだそう。仏陀が涅槃の際に口または顔から青・黄・赤・白・玻璃・瑪瑙の光を放ち、あまねく三千大千世界を照らしたとされているのにちなんでいるのだ。
大塚に建つ護国寺にやってくると、法要があるのか境内に仏旗がはためいていた。でもよく見ると、6色ではない。5色だ。このような5色の旗というか幟は、仏旗というよりも五色幕に分類されるものなのだろうか。その辺りが良く分からない。
2022年5月 町角 東京 | |
旗 提灯 大塚 寺院 |
No
12280
撮影年月
2022年3月
投稿日
2022年05月29日
更新日
2024年09月09日
撮影場所
大塚 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35