足を踏み入れたヤンゴンにあるパーヤ・ラン駅のプラットホームには大勢の人がいた。普通に電車を待っている人もいれば、大きな籠を抱えた行商人の姿もある。行商人たちも他の人たちと同じように電車が来るのを待っている。列車に乗って、中で商売をするのだ。言ってみれば、勝手な車内販売をする人たちなのだ。このような人たちにはどのような料金体系が適用されるのだろう。ひょっとしたら定期券のようなものを持っているのかもしれない。
こちら側のプラットホームには大勢の人がいるのとは対照的に反対側のプラットホームは閑散としていた。屋根の下にベンチが置かれていて、壁にはアメリカの飲料水メーカーの広告が見える。このような広告を目にすると、経済制裁が解除されてから以来、多くの外資系企業がミャンマーに参入してきていることを実感する。
ベンチには赤い服を纏った若い女性がひとりで腰を下ろしていた。黒いバッグを持って俯きながら列車が来るのを待っている。どこかに出かけるところなのだろうけれど、あまり楽しそうな場所にいくようには見えなかった。
2019年2月 ミャンマー 人びと | |
ベンチ プラットホーム 赤 駅 ヤンゴン 若い女性 |
No
10894
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年02月11日
更新日
2024年01月21日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA