グーグルマップでダニンゴンを見てみると、大きな屋根で覆われた場所があるのが分かる。見た感じでは市場を開くための場所のようだ。でも実際にその場所に入ることは出来なかった。その場所は壁で囲われていて入れないようになっていたのだ。ダニンゴン市場をそこに移設する計画でもあるのかもしれないけれど、僕が訪れた時はまだ昔ながらのボロボロの市場の中でお店が営業していた。
ダニンゴン市場の道は舗装されていない。ボコボコだ。店先にパラソルが置かれていて、その下に商品が並べられている。大勢の行商人で賑わっていた駅のプラットホームと対照的に市場は混雑していなかった。こちらの方が市場の本体のはずなのに、主役の座をすっかり駅に取られてしまっていて、のんびりした雰囲気が漂っていた。
市場の通路を歩く僕の前を、赤いTシャツを着た男が歩いていた。男は両手にパンパンに膨らんだビニール袋を持って、のどかな空気を切り裂くように歩いていた。商品の仕入れに来たのか、この男だけが、のんびりした市場の中で賢明に働いているように見えた。
2019年3月 町角 ミャンマー | |
バック・ショット 縁のある帽子 ビニール袋 赤 Tシャツ ヤンゴン |
No
10920
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年03月04日
更新日
2023年10月02日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA