誰だって新しい商業施設の名前を考えるときには、格好良く、誰にでも親しまれるような簡単で、かつ商業施設の事業者名もさりげなくアピールできる名前にしたいと思うに違いない。例えば、六本木ヒルズや表参道ヒルズなどのように語尾にヒルズが付いていれば、森ビルが管理運営していると分かるし、名称に東京ミッドタウンが含まれていれば三井不動産の施設だと分かる。そのような運営母体が分かるネーミングの中で言えば、丸の内にあるKITTEが秀逸だ。
ちょっと気取ってアルファベットでKITTEと表記しているものの、KITTEは切手のこと。最近めっきり使うのが減ってはきたものの、誰もが知っている郵便事業で行われる諸々のサービスの料金前納を証明するあの証紙のことだ。そう。KITTEを運営しているのは、日本郵政の子会社である日本郵政不動産なのだ。しかもKITTE丸の内はもともと東京中央郵便局があったところ。郵便事業を行っている会社が、郵便局の跡地に建てた商業地がKITTEという名称になっている。なんて分かりやすいネーミングなのだろう。シンプルで、親しみやすく、運営会社が一目瞭然という秀逸なネーミングだと思う所以だ。
2023年7月 町角 東京 | |
廊下 人影 丸の内 反射 ショッピング・モール |
No
12522
撮影年月
2023年4月
投稿日
2023年07月09日
更新日
2023年08月07日
撮影場所
丸の内 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85