ヤンゴン(ミャンマー)
道路脇でノートを取っていた女の子からキリッとした視線が返ってきた
仏像があって、信心深いと言われるミャンマーの人たちがいるのだけれど、お参りしている人はひとりもいなかった
バゴー(ミャンマー)
のんびりしている人が多いのと対照的にバスは忙しく、寸暇を惜しんで走ろうとしていた
写真を撮ることは拒絶されなかったものの、女の子はずっと誰かに助けを求めるかのように視線を泳がしていた
仏教徒が多数を占めるミャンマーでもヒンドゥー教徒が人口の0.5%くらいいるらしい
多くの国で女性の方が男性よりも働き者であることが多いけれど、少なくともこのお店ではちょっと事情が異なっていた
楽しそうに揚げ物をする女性にカメラを向けたら照れ笑いを浮かべた
店先に山積みになったうずらの卵に囲まれて女性たちが働いていた
どこにもバス停であることを示すものはないので、よそ者がここをバス停だと認識するのは難しい
シュエモードー・パゴダ(バゴー)
厳しい自然の中で耐えながら咲く花は、修行に耐え忍ぶという仏教の考え方に通じると考えられている
ヤンゴン中央駅(ヤンゴン)
未知なる場所への期待で、自然と男の子の胸が高まっているようだ
住宅街の惣菜屋で制服を着た幼い女の子が買い物していた
カメラを向けられたことに対して微笑んでいるのか、飲んでいるジュースがおいしいから微笑んでいるのか判断するのは難しい
ボージョー・アウンサン・マーケット(ヤンゴン)
旅行者向けの土産物屋ばかりの市場にある食堂は意外にも地元の人たちで賑わっていた
ボージョー・アウンサン・マーケットはヤンゴンでも随一のツーリスティックな場所で、客引きによく声を掛けられる
ニュー・ボージョー・マーケット(ヤンゴン)
同じ建物の中にあるにもかかわらず、ジャンクション・シティとニュー・ボージョー・マーケットの雰囲気は全く異なる
タニン(ミャンマー)
雨が降りしきる中、生徒たちの視線に負けないようにカメラを向け返すとピースサインを繰り出してくれた
顔にも腕にもびっしりタナカを塗った女性が玄関先に腰を下ろしていた
雑貨屋の店番をしていた女の子が微笑んでくれた
上水道の来ていない家には水場がないだけでなく、家の中に台所もないのかもしれない
ミャンマーの人はタナカを化粧品としてだけでなく、日焼け止めとしても塗るのだという
オークポースー駅(タニン)
インドでよく見かけるダッバーと呼ばれる弁当箱はミャンマーでも、一般的なランチボックスだ
細い棒を手にした男の子の姿がフルメタル・ジャケットに出てくるハートマン軍曹を思い起こさせた
オークポースー駅のすぐそばに建つ高床式の家で男の子がのんびりしていた
8年前にもやって来た駅の細長いプラットホームは、前と同じように閑散としていた
ミョーマ市場(タニン)
平日の昼過ぎに洋服を買ったり玩具を買ったりする人が多くないので、店員たちは暇そうだった
ミャンマーの粽には熟したバナナとココナッツが入っていて、日本で売られている粽とは一風変わっている
通行人の流れに竿を差すかのように通路の中央で親子は果物を食べていた
僕の視線をヒシヒシと感じた女性は堪えきれなくなったのか、そのうち笑い出した
自分の愛しいお母さんが見知らぬ外国人のおっさんに朗らかに応じているのが男の子は気に食わないのかもしれない
一説によるとミャンマーの平均結婚年齢は21歳くらいなのだそうだ
僕のカメラをキッカケに働いている人の間に会話が生まれるとちょっと嬉しい
僕の持っているカメラを見つけた女性が大袈裟に大笑いし始めた
周囲の人の反応を見た限り、女性は険しい顔つきとは裏腹に何か面白いことを発したようだ
男の子は脇にある生姜を触りながら僕のことを見ていた
日差しが強い赤道付近の人びとは暖色系の鮮やかな色を好む傾向にあるといわれる
栗は寒いところで採れるものだと思っていたのでミャンマーで売られていたのは意外だった
チャウタン(ミャンマー)
市場にあった床屋の中でバリカンを手にした男が楽しそうに散髪していた
町中で営業している貴金属商の数は政府の信頼性と反比例するような気がする
手作業で作っている筈なのに、機械で巻いた煙草よりも手で巻いた葉巻の方が低価格なのは賃金が低いからだ
口
バス
反射
タオル
こども
バナナ