北海道神宮の回廊を鮮やかな袴をまとった巫女が颯爽と歩いていた

北海道神宮を歩く巫女
北海道神宮の巫女
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関東では見かけない御祭神が祀られているものの、札幌にある北海道神宮の境内の様子は関東に建つ神社と特に変わったところはない。本殿は伊勢神宮と同じ神明造で、取り囲むような回廊もどこかで見たことのあるようなものだ。歩いている巫女の格好も何ら変わらない。そりゃそうだ。ここは神社本庁に属する神社だからだ。明治時代になってから明確に日本領になった北海道にある神社とはいえ、東京辺りに建っている神社と何も変わらない。

そうなのだ。北海道神宮は明治になってから創建された神社でそれほど古いものではない。そう考えると、神社が建てられる前から存在していた信仰はどのような宗教施設で営まれていたのだろうか気になってしまう。そう、アイヌの人たちの信仰だ。もともと住んでいたアイヌの人びとの聖地はどこなのだろうと考えてみたものの、具体的な場所はひとつも思いつかなかった。人間の力が及ばないものをカムイとして信仰し、儀式はいろいろ行っていたのだけれど、後世まで残るような宗教施設は作らなかったのかもしれない。もしくは僕が知らないだけだろうか。

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ENGLISH
2024年3月 北海道 町角
廊下 巫女 札幌 神社

PHOTO DATA

No

12571

撮影年月

2023年6月

投稿日

2024年03月13日

撮影場所

札幌 / 北海道

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R V

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

日本国内で撮影した写真とエッセイ

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