ジャカルタから乗った特急列車は3時間近くをかけて、チルボンへと辿り着いた。ジャカルタとチルボンは300キロくらい離れている。それを3時間近くで走り抜けたわけだ。特急列車は特急の名に恥じないくらいの速度で走っていたようだ。
チルボンは古来から中国方面との海産物の交易で栄えたところだ。栄えている町には様々な人が集まってくるのはとの常で、この町にもジャワ人、マレー人、スンダ人、華人やアラビア人の文化要素が混在しているのだという。そもそも、チルボンという町の名前も「混在」を意味するジャワ語の"Caruban"が語源とも言われている。まあ、まだ駅に着いただけだったから、その混在具合は感じられないけれど。
チルボン駅のホームは整備されていて幅も広かった。僕と同じように列車から降りた人びとがパラパラとプラットホームを歩いていた。乗っていた車両だけでなく、列車全体に乗っていた人も少なかったようだ。
改札を抜け出る前に、僕は乗ってきた列車にカメラを向けた。すると、列車の窓にはプラットホームの様子がくっきりと映っていた。
2020年12月 町角 インドネシア | |
チルボン 車掌 プラットホーム 反射 駅 列車 制服 |
No
11772
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年12月27日
更新日
2024年08月22日
撮影場所
チルボン / インドネシア
ジャンル
鉄道写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF