郊外列車は車掌室の扉もまた閉まらないのだった

郊外列車の車掌
郊外列車の車掌
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ムンバイを走る郊外電車の扉は閉まらない。開けっ放しのまま走り続けるのだ。風が車内に吹き込んでくるのは爽快だが、その一方で、電車から落ちる危険とも隣り合わせだった。けれど、これにはそれなりの理由があるらしい。

ムンバイのような大都会では、郊外電車を利用して通勤や通学をする人々が非常に多い。特に朝夕の通勤ラッシュ時には、車内は息苦しいほどの混雑となる。その状況で定刻通りに運行するには、少しでも無駄を省くことが求められる。そうして、駅での扉の開閉を省略することになったのだという。

安全よりも効率を重視したこの仕組みには、どこか納得しがたいものを感じる。省くべきところが少しズレているようにも思える。だが、走行中の電車の車掌室の扉まで開けっ放しになっているのを目にすると、そういうものなのかと妙に納得してしまう自分もいる。

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ENGLISH
2024年12月 インド 人びと
車掌 眼鏡 ムンバイ 列車

PHOTO DATA

No

12732

撮影年月

2024年5月

投稿日

2024年12月14日

撮影場所

ムンバイ / インド

ジャンル

鉄道写真

カメラ

SONY ALPHA 7R V

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

日本国外で撮影した写真

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