何はともあれ、水上バス乗り場に辿り着いて、水上バスに乗り込めた。この水上バスはバンコクのセンセープ運河を走るものだ。かつては複数の路線が運行されていたようだけれど、今でも現役なのはこの路線だけ。あまり意識したことはないけれど、バンコクはもともと水郷で町中にいくつもの運河が走っている。水上バスは自動車が普及するまで水路で物を運んだ方が便利だった時代の名残だろう。
水上バスは快適だ。運河には自家用ボートも荷をどこかへ運ぶ貨物船もいないから、バンコクの悪名高い渋滞とも無縁だ。それに乗り方も簡単だ。運河沿いに設けられた水上バス乗り場に行って、バスが来るのを待つだけ。料金はバスに乗ってから払えばいい。BTSは電子マネーを使えるけれど、水上バスでは残念ながら使えないのが難点だけれど。もっとも、近い将来に使えるようになるのかもしれない。
水上バスに乗り込むと、すぐに車掌が近寄ってくる。この人に料金を払えば手続きは完結だ。誰が車掌か悩むこともないと思う。乗客がみな普通の格好をしている中で、ライフジャケットを付けているのが車掌だ。写真の中で座席の間に立っているのが車掌だ。ライフジャケットを付けた恰幅のいい車掌は水上バスの中を動き回って料金を回収している最中だった。
2020年3月 人びと タイ | |
バンコク ボート バス 車掌 |
No
11439
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年03月12日
更新日
2023年09月08日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III