豪徳寺駅に停車した電車の扉が閉まると、おもむろにプラットホームに出てきた車掌が設置されたカメラを確認していた。長い小田急線のすべての扉がきっちり閉まっているのか、電車が走り出しても大丈夫なのかを確認しているのだ。よくよく見てみると豪徳寺駅のプラットホームにホームドアはない。この駅では電車の最後尾にいる車掌が昔ながらのやり方で安全を確認しているのだった。
いつの間にか都内にある駅のあちらこちらにホームドアが設置されている。JRの駅にも設置されているし、私鉄の駅にも設置されていて、気がつけばホームドアの包囲網を張られているかのよう。このペースで増えていくと、そう遠くない将来にすべての駅にホームドアが設置されるのだろう。その暁には東京を走る電車のすべてがワンマン運転されるようになっているかもしれない。実際、すべての駅にホームドアが設置されている丸ノ内線では、すでに車掌がおらずワンマンで運行されている。そうなったら、このように車掌が安全確認するような姿は時代の遺物になってしまうのだろう。
2023年1月 人びと 東京 | |
車掌 豪徳寺 プラットホーム 列車 |
No
12436
撮影年月
2022年10月
投稿日
2023年01月27日
更新日
2023年08月09日
撮影場所
豪徳寺 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF