荒れてしまったように見える畑ばかりが続いていたと思っていたのに、気がついたらいつの間にか畑はどこにも見当たらず特急列車の車窓の外に水田が広がっていた。どの田んぼにも水が張られていて、青々とした稲が植えられていた。この写真を撮影したのは1月の終わりだ。日本では一般的に4月から6月くらいが田植えのシーズンだけれど、ここインドネシアのジャワ島における田植えのシーズンは1月のようだ。もっとも1月と言っても、赤道に近いこの国では暖かい。
そういえば、同じように1月に訪れたラオス北部でも田んぼには水が張られて田植えが行われていた。暖かい東南アジアでは1月がちょうど田植えのシーズンなのだろう。そもそも東南アジアでは日本と違って二期作で米を収穫するのも珍しくなく、フィリピンのルソン島では三期作さえも可能だという話を聞いたこともある。
日本人が集団主義的であるのは、農耕民族で共同作業が多いからなんて言われることもあるけれど、東南アジアで二期作、三期作される田んぼを眺めていると、農耕民族と言うだけで集団主義的になるとはちょっと信じがたい。
2020年12月 インドネシア 風景 | |
雲 緑 カラワン県 山 田んぼ |
No
11771
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年12月26日
更新日
2024年01月06日
撮影場所
カラワン県 / インドネシア
ジャンル
風景写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF