バンコクにあるサンペーン市場は雑貨やアクセサリーを売るお店が集まるところだけれど、中には食べ物を売る屋台も出ている。働いている人も買い物に訪れている人も、誰もが腹が減るから屋台で売る食べ物にニーズがあるのだ。写真の屋台はそんな市場の一角で、ひっそり営業していた麺の屋台だ。
屋台を切り盛りしているのは女性で、通路の端に置かれたワゴンに鍋が置いてある。サングラスやアクセサリーの横で麺を茹でているのだ。ワゴンの前には客の女性が立っていて、麺が茹で上がるのを待っている。女性の手にはスマホが握られていて、女性は画面に見入っている。少しでも隙間時間があると、スマホをチェックするのは日本でもタイでも同じだ。
急ぎの連絡なんてそうそう無いのだけれど、悲しいかなつい見てしまう。これがスマホ中毒への第一歩なのだろう。今の時代、暇な時間でもスマホを見ることなく、ぼんやり時間を過ごすのには自己を律する才能が必要だ。
2020年1月 人びと タイ | |
バンコク 携帯電話 客 食べ物の屋台 ビニール袋 深鍋 |
No
11351
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年01月09日
更新日
2023年09月15日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III