バンコクにあるサンペーン市場をウロウロ歩き回っていた。ここでは様々なものが売られている。雑貨やアクセサリーなどを中心にいろいろな小物が売られているのだ。東京でいうところのシモジマとユザワヤが一緒に商売している雰囲気になっている。道の両脇にびっしりとお店が並んでいて、その間を縫うように買い物客が歩いていた。ただでさえ混雑している道には露天商までも出ている。これでは人がスムーズに流れないのも仕方がないだろう。
写真の女性もサンペーン市場に出ていた露天商のひとりだ。建物に店舗を構えていない女性は、他の店舗の前にワゴンを出して商売していた。ワゴンには衣服が無造作に積まれていて、ワゴンセールのような様相だ。売上はあまり芳しくないようで、女性は憂いに満ちた表情をしていた。右手にはビニール袋を持って、左手には串を握っている。サテか何かを食べていたのだろうけれど、サテごときで女性の気分は晴れない。じっと自分の売り物を見詰めながら、どうしたものかと思案中に見えた。
2020年1月 人びと タイ | |
バンコク 沈鬱 白髪 ビニール袋 串 露天商 |
No
11348
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年01月07日
更新日
2023年09月17日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III