ジャカルタのハヤム・ウルク通りには食べ物の屋台がたくさん出ている。バスレーンも設けられているような大きな通りには人通りも多く、路上で商売するのに適しているのだろう。特にバス停の近くには複数の移動式屋台が軒を連ねていた。写真の屋台もそのひとつだ。
この歩道の自分のものだと主張するかのように歩道の真ん中にどんと構えていたその屋台は繁盛しているようで、ふたりの男が働いていた。ひとりは調理場になっている移動式屋台の前に立ち、もうひとりは屋台の脇にあるガスボンベの上に設置された大きな鍋の様子を見ていた。材料を切ったりする人と、炒める人で作業が分担されているようだ。このような移動式屋台はひとりで営んでいることが多いからちょっと意外だ
屋台の周りには何台ものバイクが駐車してあった。まだ営業を開始して間もない時間だったけれど、そのうちこの屋台もバイク・タクシーの溜まり場になるのかもしれい。バイク・タクシーのドライバーは道路脇に出ている屋台の周りにたむろしていることが多い。ジャカルタの町では屋台がバイク・タクシーのドライバーの誘虫灯のような役割を果たしているのだ。
2020年12月 インドネシア 人びと | |
二人組 食べ物の屋台 ジャカルタ 深鍋 |
No
11763
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年12月18日
更新日
2023年08月29日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF